アイドルとは物語である。
2019年3月8日の金曜日。
この日にさいたまスーパーアリーナで行われたファイナルライブをもって、
7人組のアーティスト、Wake up,Girls!は解散しました。
平日にもかかわらず満席となった会場を見て、
「本当にWake up,Girls!のライブなのか?」
と僕は正直に思いました。今までに見たことのない客数だったから。
自分が見てきた今までを振り返りたいと思います。
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スマブラで勝てなくてつまらないという人たちへ
パーティゲームとして、対戦ゲームとして、
最高に面白いスマブラの最新作が発売されて2週間経ちました。
自分のキャラを見つけたり、キャラ開拓があちこちで行われていたり、
発売して最初のユーザー大会では参加人数が700人を越えるなど大盛り上がり。
スマブラもeスポーツとして注目されつつあるので、格ゲーマーの方々も興味を持ってプレイしてくれているだけでなく、
過去作であるDXやXで聞いた事のあるプレイヤーも、今作で復帰した方が多かったりと、いちスマブラーとして嬉しいことが多いです。
そんな今作ですが Twitter等で、「勝てなくてつまらない」という声をよく聞きます。
そう呟いている人の大半は「タイマンで勝てなくてつまらない」という人が多いです。
恐らく今作からやり込んでやるぞ!という人。
そんなやる気ある人達が、勝てなくて萎えて、モチベが落ちてつまらない、やめると言っています。
正直タイマンは勝てないとつまらないと思います、タイマンは。
そんな人達に言いたいのが、スマブラのタイマンっていうのはもともとエンジョイ乱闘の延長線上だということ。
そこに気づいて欲しい。
前に述べたようにeスポーツが活気づいていくなかでスマブラも注目されています。
特にDXは国内外で1番人気だと思いますし、恐らくスマブラ勢以外が見ていて1番面白いスマブラでしょう。
そういった場で行われているルールはストック制タイマンなので、そこだけ強めに認知されているような気がします。
ですがスマブラで強い人で、最初からタイマン1本でやってましたって言う人は極小数だと思います。
タイム制アイテム乱闘なんかでギャーギャー騒いで、スマブラというゲームをめちゃくちゃ楽しんで操作に慣れて、その上でタイマン面白くね?みたいになって今があると思います。
実際自分はそうでしたし、周りのプレイヤーもみんな同じ環境が多いです。
現役プロプレイヤーの人たちも、おそらくそうだと思いますし、なんなら今でもたまに乱闘してると思います。
スマブラのタイマンで勝てなくて疲れている人は、他のルールで遊んでみてください。
勝てないのはやり込み時間の差もあると思いますが、まずは楽しむこと。
スマブラというゲームは毎回パッと見は同じゲームですが、中身はかなり違っていて作品ごとに操作感が別物です。
そういった意味でも操作になれるためにはまず楽しむことが必要になってきます。
僕はXはやり込みましたが、forは全くやらなかったいわゆる復帰勢です。
やらなかった理由としては操作感が嫌いだったのと、単純にforがタイマンも乱闘もクソほどつまらなかったから。
スマブラシリーズで過去最高の駄作だと僕は思っています。
今作は速いしどのキャラもやれるしで、まじでめちゃくちゃ面白くてやり込みたい。
でも操作感はforに似ているとこが多いのでやっていなかった僕はその挙動に慣れるとこから始めないといけない。
そう思ってもめちゃくちゃ楽しいから対戦回数も1000超えてプレイ時間も120時間くらいいきました。
そんなこんなでやっとこさ今作の操作感に慣れてきたかなという感じです。
遊んでる内容としてスマブラに慣れ親しんでいるのでタイマンが6割、チーム・乱闘2割、スピリッツ集め2割みたいな。
そういった意味で操作になれるために自分の楽しいと思えるモードをプレイして欲しい。
アイテムありなしに関わらず乱闘はめちゃくちゃ楽しいです。特にステージ全部あり。
予想外が起きるのが当たり前なので、爆笑して腹が痛くなります。
そして段々と慣れてきたらタイマンしていけばいいと思います。
変に終点タイマンにこだわる必要なんてないと思いますよ、このゲーム。
そんなしょうもない書き物でした。
今からWake Up Girls!の横須賀公演なのでさようなら。
ナナシスの異質な空間に魅せられて
10/20、10/21と2日間、幕張メッセにて、
ナナシスことTokyo 7th シスターズの4thライブがあり、21日のみ参戦しました。
コンテンツはサービス発表のときから知っていましたが、
真面目に追い始めたのは1年半くらい前。
メモリアルライブを機に本格参戦しました。
自分は広く浅くという感じで、手を出しては飽きていくタイプの人間なのですが、ナナシスに関してはドップリと沼に浸かっています。
現在大流行な美少女×音楽というコンテンツで「異質」だと感じたナナシスについて、
メモリアル、4thの感想を中心に、自分の感じている魅力を書きたいと思います。
■2.5次元ではなく完全に2次元だったメモリアルライブ
最初に言っておくと、自分はユニットとしてのWUGとAqoursが好きです。
言うまでもなく3次元派(声豚)であり、ガワはいらねーと思っている人間です。
ラブライブでいうなら、「誰推しなんですか?」て言われたら「諏訪ななか」と答える人間です。まずキャラは出てこないです。
そんな自分が完全に2次元だったと認めざるを得なかったのは、
「武道館そのものがナナシスであった」という光景でした。
今では声優がそのキャラでライブを行うというのは当たり前になりました。
現在勢いのある代表的なものはラブライブ、アイマス、バンドリなど。
アバウトですがそういったもの全般を2.5次元コンテンツといいますよね。
ナナシスもそれに漏れず「声優がキャラクターとしてライブを行う」コンテンツです。
では「武道館そのものがナナシスであった」とはなんなのか。
それはメモリアルライブは音楽ライブとしての「ライブ」ではなく、
「彼女たちの物語の続きを、現実世界のライブで紡ぐ」というライブでした。
自分の記憶では声優としてのMCではなく、キャラとしてのMCが大半でした。
口を開けば一語一句キャラの特徴で話す、
距離感もゲーム内の彼女たちの関係そのまま。
声優がキャラを演じているではなく、明らかに「そこにキャラがいる」。
喋る内容はここはあの時期のこのシナリオの続きか、あのエピソードのことか。
そう思い出しながら笑ったり、泣いたり、そんなこともあったなあみたいな。
そんな心情で見る彼女たちのライブをする姿と、それを応援する支配人の構図。
あの場にいた全員が「青空(ここ)まで、歩いてきたんだ」とあの瞬間感じたと思う。
ライブ中の演出、MCすべてが相まって、ナナシスの世界をそのまま現実世界へ持ってきた。
キャスト、スタッフ、そして茂木監督のクリエイターとしての意地を感じました。
2次元と現実の境界線がほんの少しだけ曖昧になった衝撃的で異質なライブでした。
本当に行けてよかった。
■その空間は紛れもない「娯楽都市Tokyo-7th」だった
つい先日行われた4thライブでは2日目のみの参戦となりました。
セブンス激推しの自分は1日目でぶち上りたかったのですが、
推しキャラである鳳チャチャが2日目にデビューということ、
楽曲が全体的に強いKARAKURIが2日目のみということで悶絶しました。
自分も気づけば沼に浸かっており、今じゃこのキャラ最高にかわいいとか、このユニットが~とかいうようになってます。
メモリアルとは打って変わって2.5次元なMCが多かったように思います。
ライブ中もトロッコで客席付近へ行くことが多く、
ラブライブ的な声優推しを感じました。
メモリアルで衝撃を受けた自分にはちょっと残念な点ではありましたが、
全体的に2.5次元と感じたライブでも、その空間はメモリアルと同じものでした。
メモリアル後のインタビュー記事で茂木監督が、
だからそれに対するこれからの道として、みんなとより協力して作っていかなきゃなって思っています。それは武道館ライブで発表した新しいユニットに対してもそうだし、4thライブに関してもそう。自分の関わり方が、これまでとちょっと変わると思います。あらゆるものを隅から隅までという風には行かないという意味です。
だから4thライブはスタッフやキャストにたくさん助けてもらおうと思ってます。いろいろ考えた結果、これまでの「作品」としてのライブから、また違ったフェスっぽい、アニバーサリーの『ナナシス』のお祭りライブみたいになるような気がします。武道館ライブで得た一体感を今度はお客さんたちとみんなで共有する。それも楽しそうですよね。
というように前回と違ったものになると言っていたので、ある程度覚悟していました。
そして今回は「フェス」というテーマがコンセプトであり、
ナナシスの全ユニットが出演するまさにお祭りでした。
ライブ内容は言わずもがな、めちゃくちゃ楽しかった、音楽ライブとして最高でした。
そんな中で自分がメモリアルの時と同じものだと感じた点として、
前ユニットと次ユニットの繋ぎ時にモニターに移される、「Next Artist」という20秒ほどの演出。
会場全体で手拍子をし、ユニットが発表されると至る所から絶叫。ああ、フェスやな。
自分はこの演出で「Artist」と表現していたところにこだわりを感じました。
彼女たちはナナシスのTokyo-7thという世界においてアーティストなんですよね。
777が好きな人もいれば、セブンスが好き、KARAKURIが好き、4Uが好きなどなど。
ナナシスのこのグループが好き!みたいのありますよね。
これは多くのユニットを出していて、
ユニットごとに多くの楽曲があるナナシスならではの異質な感覚だと思います。
そんな中での今回のフェスにおける「Next Artist」という演出は、
現実世界にいながら、Tokyo-7thの世界における、
1人のファンとしての感覚を味わえるものでした。
次のアーティストは誰だ?誰なんだ!?というドキドキとワクワクを胸に、
Tokyo-7thにおける人気アーティストたちが続々と出てくるあの感覚。
ナナシスの世界における自分たちは支配人でありますが、
現実世界では彼女たちのファン、作品自体のファンでもあるわけです。
「あのグループまだかな」、
「やっぱこのグループいいな」、
「今回のライブでこいつら好きになったわ」、
などなど。
ナナシスという作品の中で現実世界のフェスと何ら変わらない空間だった。
2次元と現実世界が融合した不思議な空間。
あの2日間の幕張メッセは完全にTokyo-7thという娯楽都市でした。
Melody in the Pocketでついに始まったか。。。ってなったし、
KARAKURIは世界観がギュッっと締まったし、EDMでクラブですか?だし、
QOPのときなんてヘドバン、ヴォ゛イ゛!、コルナで完全にロックバンドのアレ。
4Uなんて完全に「4Uのライブ」になってましたからね。
777はアイドルのライブだああああってなるし、これ何のライブだ感すごいよね。
■ 楽曲とシナリオ
メモリアルと4thで他とは違う魅力があるのはわかってもらえたと思います。
あとは他にあげるなら、楽曲の幅とゲームのシナリオなのかな。
楽曲は近未来ということでデジタルな楽曲が多いです。
作曲人がボーカロイドの人たちが多いこともありEDMが主体です。
とか思っているとめちゃくちゃロックな曲が出てきたり、
ポップな曲が出てきたり、最近じゃ歌謡曲みたいのも出てきました。
ライブでのOPやEDのインスト、ゲーム内BGMもいいものそろってます。
EDM調が好きな人はマストな作品です。他のアイドルものでは見られません。
シナリオに関しては本当に設定が深くて、キャラ1人1人の背景がすごい。
アイドルものはキラキラしたストーリーが多いですが、
ナナシスはキラキラしながらもリアルなシーンや、シリアスなシーン、重い過去など。
本当に様々なシナリオが密に書かれています。
そしてそのシナリオを読むことで、楽曲との関連性もわかってさらに好きになります。
なんならCDのアー写でエモを感じることができるようになります。
こういった設定がしっかりしているところも、自分がハマった理由の1つですね。
まだまだ設定を熟知してないところもあるので粗がある、勉強しよう。
次の5thはいつになるのかな。4thは3rdから数えて1年半ぶりでしたね。
この長い期間で茂木監督がどういった作品として仕上げてくるのか。
新ユニット、新曲、QOP単独と本当に楽しみでしょうがない作品ですね。
フレンド、よければ。